2/24 わたしはどこから来て、どこへ行くのか?第一回

日常、わたしたちは「わたし」の社会的成功や幸せについて考え、思い、夢見、悩み、またそれらの為に東奔西走するなどその処遇に忙しいが、そもそもその「わたしとは?根底に潜むこの問いは、自身の生き方や社会について考える際に重要な問いの一つであるに違いない。

 

本企画では、ヨーロッパの思想史にその名を刻み、フランスを代表する精神分析家であるジャック・ラカンの理論を元に、真の個性化の道を探ります。「成功」や「美しさ」などを追いかけさせるよう強い、自我を強化するシステムが横行する現代社会の中にあって、まずその自我が幻想であることを認識し、一方盲点となりがちな「本当のわたし」を生きる道を模索していきます。

 

シリーズ第一回目ならびに第二回目で、ラカン派理論の中核概念を理解していきます。特に人間特有のナルシスティックな幻想である「わたし」(=自我)が形成される仕組みである鏡像段階や、母子間の閉鎖的な情愛関係から引き離し社会的ルールを挿入する去勢、また精神病発症のメカニズムなどのが説明されます。内容には講義みならず、公開精神分析や個人的な疑問に関する質疑応答、対話なども盛り込まれ、聴講者参加型の会となります

 

2018年02月22日|EVENT